2021年04月20日
蝶ヶ岳 冬季小屋泊
今シーズン一番の雪山へ
AM1:00集合
2時間も寝れませんでした。
5:07 星空の下、須砂渡ゲート(標高約780m)出発。
気温-2℃
ピッケル、わかん含め総重量17kg・・・
三股駐車場へは冬季通行止めなので、
林道を9キロくらい歩く必要があります。
ピンクに染まる稜線
遠いな・・・
7:20 三股登山口(約1350m)
雪で夏道はわかりづらい。
腐り気味で踏み抜き多少ある。(自分は気にならない頻度)
階段の一部出ていたが、こんもり凍っていて”わかん”では高難度だったろう。
10:04 まめうち平(1916m)
すでに疲れた。
夏はここまですぐだった気がするのだけれど。
ここでアイゼン付ける。
リーダーの指示でここから尾根を詰める。
夏道(蝶ヶ岳新道)はかなりの急登が続いて大変らしい。
だがこちらもなかなかだった・・・
(※ここまで約12キロ,+1100mを5h)
適当に尾根にとりつく。
雪が十分すぎるほど残って深いし、ノートレースなので抜ける!
ザックの重量と合わさってしんどい。
13:03 2200m付近?常念が見える
足元はフル装備にしました。
(この状態で靴紐に用事でもあろうものなら、
わかん、アイゼン、ゲイタ―を脱着しないといけない・・)
14:28 2350m付近?
隙間から常念~前常念が見えた!
100m上がるのに1時間くらいかかってる!
夏軽装ならmax7~800m上がるのに。
15:38 ちょっと飛んで山頂直下。
2500m付近で主稜線に入った。
疲労困憊。もう少しのはずだがツライ・・
三股分岐付近だと思う。
夏と景色が違い過ぎて全然わからん。
これを登り切ったら・・と心の支えにしてたら、まだ先あって萎えた笑
16:20 やーっと着いた~~蝶ヶ岳(2677m)‼
ゲートから約11時間。
(まめうち平から約4キロ,+700mを6h)
快晴、雪の穂高連峰、素晴らしいぃぃ~!
日が沈む直前。
これぞ山登って山に泊まらないと見られない景色。
吊尾根に陽が沈む。
さて、蝶ヶ岳ヒュッテの冬季小屋ですがトイレの横から入ります。
茶室の入口(にじり口)のような狭い入口です。
防風防雪のため隙間はほぼなく、中はめちゃ暗い。
かなり広く10人は余裕で寝れそう。
そしてなんとトイレがある!
稜線にこんなの・・・神施設です!!
ありがとうございます!
夕食は焼肉でした。
贅沢すぎる!おいしかった!
ただ酒もおつまみもいっぱいあるのに疲労でほとんど食べられなかった笑
わざわざ重いものを持ってきてるのに、それのせいで楽しめない。
が、減らさないと帰りの荷物になるという、、ナニコレ??ドM?
最低限だけ済まして就寝。
夜中目が覚めたら、目開けてるのかわからない闇でびびった。
星はすごかったんだろうな。
朝は-3℃程度で全然余裕でした。
日の出を見に行くでもなく、山にしては遅い6:00起床。
では外見に行きますか。
やばーーい!(語彙)
今日も快晴無風、空気も澄んで遠望できます。
穂高から槍ヶ岳
【拡大版】
穂高4座。涸沢カール雪崩跡見えます。
北アルプス南部
【拡大版】
南アルプス北部と富士山(富士山まで135㎞‼)
【拡大版】
山は、そこしか見られない景色、その瞬間しかない絶景、
決して写真ではわからない展望を、目で見るために登っている。
登り11時間の対価として充分でした。
下るだけですが帰りも長いので、後ろ髪を引かれつつ8:30下山。
登りと大違い!
ゴジさんまで3時間!
結局6時間弱でゲートにたどり着きました。
自分史上、1,2番のしんどさでしたが、待っていた景色もトップクラスでした!
こんな山行はワンシーズンに1回でいいけど、また冬山泊行きたいな。
Posted by fish.tk at 15:57│Comments(0)
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