黒部源流 2泊3日

fish.tk

2021年08月11日 12:18





①新穂高-双六小屋テント泊
②三俣山荘-鷲羽岳-水晶岳-三俣山荘テント泊
③三俣蓮華岳-双六岳-新穂高

双六小屋の予約はとれた。

今夏、一番の山行計画。

各天気予報は微妙だったが、それほど悪くないと判断。



AM1:30新穂高到着するも駐車場空いてなく、AM3:00オープンの臨時第3Pか、めっちゃ遠い鍋平の二択。

ネットで見ると第3Pは6時からでは??

さすがに鍋平(徒歩40分)は嫌だったので3時まで順番待ち。

おかげで仮眠1時間半…

臨時で開けてくれるのはありがたいが、もうちょっとやり方ないん?





朝は予想より晴れ。むしろ快晴

寝不足だけど体調も気分も良い。

出発時17.8kg

トイレ、登山届け提出。

6:40 さて、久しぶりのテント泊行きますか!



しばらくは林道歩き。

上高地から穂高行くみたい。



わさび平小屋。帰りに寄ろう



8:37 小池新道登山口

大自然だーー!アルプスだーー!


思っていたほど急では無いけれど、ザックが重くてめっちゃしんどい!




9:38 秩父沢出会

雪解け水が冷たくて気持ち良い。



そこからちょっと傾斜と気温も上がり、汗だく!

12:34 やっとこさ鏡池。


知ってたけど、曇って逆さ槍には間に合いませんでした。

山荘のかき氷に惹かれるものの、雨が降らないうちに急ぐ。


すでに行く先は厚い雲がかかってきている。




でも行くと晴れた笑


14:02 弓折乗越


ここまで来れば、もうきつい上りは無いはず。


雪渓だー!


2622ピークを超えると前方の暗部に双六小屋が!

その向こうは鷲羽岳

やっとだ〜

やっぱり1日目が核心笑




15:20 双六小屋、無事到着!


テント張った途端に強雨!

強運!笑


しばらくしたらやんで、晴れ間が復活!

夜はお鍋!

写真が…ない…

カット野菜、鶏肉と団子、うどんで締め。

美味かったー!

重いのを持ってきた甲斐がある。







20時頃に寝たかな?




--------

二日目


3:00 起床


澄んでいて星が綺麗。天の川も見えた!

朝は鍋の出汁でおじや。

食べやすくて朝にいい。



4時過ぎからうっすら明るくなり始め、4時半すぎ日の出。

撤収してて見てないけど。


5時前パッキング完了。



陽が低く、まだまだ朝の雰囲気。


今日も快晴!清々しい!




5:32
疲労が抜けてないのか、スタミナ不足か、すぐの双六分岐でバテてる笑

いや、笑えないやん

水晶まで行くため双六岳は巻いていく。


絶景!

ミニ雪渓を何度か渡る。(滑り止めはいらない)


楽園や〜!!





7:30
巻道ですが、地味に疲れてCTオーバーで三俣山荘到着。

ここは予約制限ないので混むはず。

先に受付、設営し、場所取りと不要なものをデボ。

本来ならここからテント場の正面に見える、鷲羽への急登になりますが、これ行くとスタミナ切れで水晶に行けない気がしました。

潔く鷲羽岳は諦め、黒部源流から巻くことに。




荷物は半分、黒部源流点までは下りなので、嘘のように体が軽い!


9:17 黒部川水源地標

北アルプス谷合の秘境を流れ、黒部湖を湛えてから日本海へと注ぐ。


ここから登り。

さっきの軽い体はやはり嘘だったようで、荷は軽いのに全然進めない。

鷲羽巻いて正解だった笑


振り返れば、緑と残雪の三俣蓮華

急ぎたいが、、でもやっぱり重い身体…笑


沢で雪解け水補給。冷たくてうまい




10:51 ワリモ北分岐


なんとか雲がかかる前に拝めた水晶岳。

この区間長かったー


まだ天気は持つと思い昼メシ。

薬師岳のパノラマ!




爽快なご褒美稜線!


12:03 水晶小屋!

伸びる稜線は野口五郎方面。




ラスト区間!

ってピークあれか?これCT3,40分で行けるん…?




直下がすこし岩場。ハシゴあり。

楽しそうなのに…

つらすぎ…

モンハンで言うと、スタミナゲージの最大値が1メモリしかなくて、回復するけどすぐ使い果たす感じ。

でもここにきて連れはやたらに早い。なぜっ?




12:39 水晶岳南峰(2986m)

出発から行動15時間!この山行初のピーク。

北アルプスの最深部きたーー!

穂高方面は雲だが、立山方面はギリギリ見える。黒部湖も



こんな所、今後そう来ることはないだろう。

あっても人生であと1,2回か。

あまりゆっくりもできないが、しっかり写真撮ってきました。




13:18 水晶小屋で小休止。

缶ジュース450円だったかな?トイレ協力金200円



噂話で新穂高から水晶まで日帰りの人が通ったそうな…




さて、なるべく急ぎで帰ろう!

雷の来ないうちに。

岩茸乗越から源流へは下りでも長く感じた。

14:46
源流点で怪しい雲と冷風が。

で、テント場までもうあと10分のところで降水。

5分後には土砂降り。敗北…

15:30
設営してあるテントに逃げ込んだ。



二日目の行程終了。

テント近いし、着替えもあったのでカッパ着ませんでしたが急激に寒くなりますね。

これは夏でも低体温になるわ…

まぁシャワー代わりになってすげーさっぱりしましたが笑




テント場は予想通り混んでました。

加えてこの雨の中設営された方は、お気の毒です。



小降りになって水とビールを補給。

山荘までに微妙な距離があるんだなー。それがちょっと億劫。


お連れ様は疲れ切ったようなので、ひとり晩酌。

山でコンビーフを使いたくて、クリームチーズの代わりのベビーチーズとブラックペッパー多めのディップ。

不味くないけど、めっちゃ美味しいわけでもない笑

クリームチーズの酸味が足りんのか、塩分か??

あと見た目が悪いww




18時頃、だんだん晴れてきて良い景色が見れました。


硫黄岳の向こうに槍と大天井

何故かずっと見ていられる景色。

いつのまにか山荘前の展望地は人いっぱい。

満喫しました。



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三日目

3:10 10℃


今日も快晴。

雨なのか結露なのか、ビタビタで重いテントを片付ける。

5時前パック完了。




回復したのか、高度順応したのか、荷が少し軽いからか、昨日までと変わってかなり楽。

陽が当たり出すと暑い。




ハクサンイチゲとシナノキンバイ




6:23 朝イチピーク!三俣蓮華岳!

澄みきった青空。最高

槍、笠ヶ岳、黒部五郎や雲の平を一望。

素晴らしい!きて良かった!


魅惑の稜線歩き。

気持ち良すぎる!


槍の左角、笠の右角で鬼だ!




7:54 双六岳!


そしてこれが見たかったやつ!!

双六台地に槍が伸びる。



双六岳直登ルートは急な雪渓のため通行禁止。

中道へ降りる。


途中でつがいのライチョウに遭遇!

すぐ逃げたけどオスは初めて見た!

てか全然気づかんかった。保護色




コバイケイソウ群



と、のんびりしてたらけっこう時間食ってて、9:22 双六小屋。


小休止(食べてない)

駐車場を16時までに出ないといけないから、ちょっと余裕無くなってきた。






黒部源流域バイバーイ!

鏡平までがんばろー!

地味に登りが続くので、けっこう疲れる。


目の前は槍ヶ岳だけどさすがに雲が多くなって残念。



花見平の残雪地で、今度は親子ライチョウに遭遇。

かわいい!




10:35 弓折分乗越

oh…まだけっこうあるなぁ



11:15 鏡平小屋

ごはんごはん!定番カレーメシ


んで帰りに食べると決めてたかき氷!

山で食べれるなんて贅沢すぎ!



さあ小池新道を降りる。

ちと飛ばしました。

13:13 秩父沢出合

この辺写真撮っておらず…笑



13:54 小池新道登山口



14:13 わさび平小屋

あと1時間くらいだからもう大丈夫だ


これも食べようと思ってた、トマト!

うんまい!

山で食べるトマト好きすぎるんだが?
(今回もプチトマト持っていってた)




15:28 駐車場

林道も長かったけど、無事出庫時間に間に合いました。

あー疲れた。

ヤマレコログでは
 距離 48.8km
 累積標高 4800m

出発時は17.8kgだったザックは14.8kgでした。




近くのひがくの湯で3日振りのお風呂!

激しくさっぱり!足が痛い!笑

登山客向けの温泉とのことで、アメニティがかなり充実してた。


ちょっと高めだけどご飯も美味しいし、ノーマルでご飯が大盛り!

満腹満足で帰路につきました。





今夏一大イベント

心配した天気は、この上なく夏らしく、素晴らしい景色を見れた。

ルートは思ってた5割増しでキツかった。

もう少し余裕があればなお良かったが、水晶までいけて満足です。



あーー楽しかった!

もうテン泊はやんない!!しばらくは!笑笑








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